“당신은 지뢰를 밟았습니다. 어떻게 대처하시겠습니까?” 2024년 도쿄게임쇼(TGS2024)에서 가장 주목을 받은 인디게임 중 하나인 「피아(PIA)」가 던진 질문이다. ‘폭발물처리반’이라는 이름의 팀이 단 3주 만에 완성했다는 이 게임은 독특한 조작 방식과 역사적 메시지로 관람객들의 시선을 사로잡았다. “지뢰를 밟은 병사가 과연 지뢰를 해체하고 살아남을 수 있을까”라는 긴박한 상황을 그리면서, 전쟁의 상처가 현재까지 이어지고 있다는
【東京ゲームダンジョン6】「完璧じゃない」が完璧―令和のインディーゲーム最前線
こんにちは、モブです。 SKOOTAGAMESのネゴラブチームでUnity初心者として開発を担当しています。普段は適当にゲーム作って帰るだけの人間ですが、 今回は珍しく東京ゲームダンジョン6のレポートを担当することになりました。 記事執筆は本来担当ではないはずですが、気がついたら私に回ってきていたので… まあ、せっかくの機会だということもあり、書かせていただきます。 本日は私の目線で見つけたインディーゲームの「らしさ」についてお話しさせていただければと思います。 スマホ一台で気軽に遊べる組織診断:悪の組織の適職診断 まず紹介するのは「悪の組織の適職診断」です。毎日残業に追われる悪の組織のような会社にいる身としてこのタイトルには思わず惹かれてしまいました。キャラクターが全員猫というところも印象的。可愛らしさと悪の組織という意外性が新鮮な組み合わせだなと思いました。 プレイ自体は3分程度の性格診断系のミニゲームです。Webで公開された無料ゲームということもあり、ボリュームはそこまで多くありません。この場合に限っては、それがこのゲームの「らしさ」ではないかと。 特に目を惹いていたのは展示の方です。QRコードとNFCカードを活用し、来場者が自分のスマホで気軽に遊べる仕組みを整えていました。 Unity初心者の私としても、参考にしたい要素でしたね。 結果画面のスクリーンショット機能やSNSシェア機能など細かな配慮も随所に見受けられました。 インディーゲームならではの「小さいけど丁寧」な作り込みが、確かな完成度につながったと今更思いました。短いプレイ時間の中にも、プレイヤーを楽しませる工夫が散りばめられており、これはこれですごく楽しいゲーム体験をなしていると思わざるを得ませんでした。 縛りプレイに意外な攻略法が:つなげてすてーしょん 続いて紹介するのは「つなげてすてーしょん」です。一見シンプルな見た目ですが、実際に遊んでみるとなかなかの手応えでした。 ゲームの仕組みはこんな感じです。マップ上の電車をゴールまで導くのですが、与えられた直線レールと曲線レールを全て配置しないと電車が動かない仕組みになっています。 強制的にレールを置かせる発想が面白いですね。 ただ、難易度は予想以上に高めでした。特に、スイッチを通過するとレールが90度回転するギミックタイルの存在で、かなり頭を悩まされました。 ですが、このゲームで一番印象的だったのは最終のステージにあった、ある「発見」です。10分ほど詰まっていたところ、開発者から「実は全レールを通る必要はない」というまさかのアドバイスをいただきました。 パズルゲームとしては致命的かもしれない仕様ですが、インディーゲームならではの遊び心としてむしろ好印象。絶対パズルが難しすぎて言ってるわけではありません。完璧な作り込みよりも、こういった予期せぬ攻略方法が許される自由な空気感。それがインディーゲームのいいところなのかもしれませんね。 クリッカーで説く仏の道:仏陀摩真 三つ目に紹介するのは「仏陀摩真」です。 シンプルなクリッカーゲームに見えますが、仏教の教えがしっかり組み込まれた意欲作でした。 基本システムも予想の通りです。 仏像をタッチしてポイントを貯め、そのポイントでステータスを上げていく… ここまでは普通のクリッカーゲームではないかと。 でも面白いところは、別に仏像じゃなくてもこのゲームを遊べるというところ。すなわち自分の「推し」、例えば飼い猫の写真でもこのゲームはプレイOKなんです。 「執着」を「功徳」に変えるとは、なかなか教理の深さを感じますね。 それと意外だったのが、ランキング機能が実装されていないということ。 他者との比較ではなく、自分との戦いこそが大切だという仏教の考えからきているそうです。 他にもブースで制作者の方から色々と説明をしていただくことも。 その中で一番中央にいらっしゃった、ある製作者の坊主頭の理由が未だにも忘れられないですよね。 「エンタメに髪の毛は果たして必要なのでしょうか」 この答えには、正直グッときました。(もちろん、私は坊主にならないつもりですが) ただのクリッカーゲームに仏教テイストを乗せただけなら軽いネタゲーで終わっていたかもしれません。 でも開発者の真摯な姿勢のおかげで見事に形になったわけです。インディーゲームならではの突き抜けた思想を形にする、そんな可能性を感じられた作品でした。 教育と地獄が織りなすアイロニ:子どもたちの庭 四つ目は「子どもたちの庭」です。 このゲームには本当にショックを受けました。 一見するとブロックを積み上げる単純なパズルですが、実は「賽の河原」という日本の伝承をモチーフにしています。親より先に逝った子供たちが石を積み上げる中で、突然現れた鬼がそれを崩し続ける…そういう残酷な世界観を用いているわけです。 そこに教育玩具「フレーベルの恩物」を組み合わせ、2000年代の教育ソフトのようなUIで表現する…という大胆な発想は正直「ヤバい」と思いました。 教育的要素と地獄という世界観の組み合わせがなんとも言えない深い闇を感じさせます。 システム自体は確かにシンプルです。 ブロックを積み上げるだけなのですが、その世界観とシステムが絶妙にマッチしてただのパズルゲーム以上の体験になっています。試遊は全4ステージ構成で、それぞれプレイ時間は短めですがその分、マルチEDになっているなど密度の高い内容に仕上がっていました。 音響面も相当こだわっていて、若干不快にも感じる効果音やあるインディーバンドが手掛けた独特な楽曲まで、世界観の完成度を高めています。 あえて「惜しいところ」を探すのが難しいくらい作り込まれた作品でした。 むしろインディーゲームでここまで突き詰められるのかと驚かされた、発売が楽しみの期待作でした。 香り立つノスタルジー:東京珈琲パンデチカ 五つ目は「東京珈琲パンデチカ」です。このゲームの展示で印象に残ったのは、何より漂ってくるコーヒーの香りでした。 ゲーム内容はこんな感じです。
「Webtoon史上最大の検閲をもたらした作品」HELLPER論後編-Road to Webtoon#5
この記事は、前の記事「大Webtoon時代を揺るがした異端児のマンガ」HELLPER論前編-Road to Webtoon#4のつづきを書いています。 今この文章を読んでいる人の中で、韓国のWebtoonを原文で読んでいる人はいないだろうか。 もしいるとすれば、コメント欄に出てくる「ある特徴」に気づいたかもしれない。 (大体人気作品でよく見られがちだが)どのジャンル、どの作品を読んでいても下のコメントは必ず出てくる。 「今日の連載分少なくない?」 筆者はいつもこのコメントに疑問を抱いていた。 不思議なことに、彼らがいう「連載分」は実質的なコマの数とは関係がない。 むしろ普段より多いコマ数であるにもかかわらず、「なんか今日は少ないんだよね~」という文句のコメントが常に出てくる。あくまでも個人差だと理解すればいいと思いつつも、筆者はそこに「読者と作者の間で、どうしても縮められない間隔」が存在しているのではないかと、疑ってしまう。 必ずとは言わなくとも、ものを作る側とものを消費する(読む)側には乖離が生じやすい。単純に作者の意図が読者に届かないということ以外にも、こうして分量の認識が違うというようなことすら、頻繁に生じてくる。そして、今回の話はこれにかなり近いと筆者は思っている。 #4に続き、シーズンを分けて連載を続けてきた『HELLPER』は絵柄を含め、色々な変化を試みていた。シーズン②が急に18禁になったことも、その変化の一環として受け取ることもできよう。しかし、その変化はファンの間で両極的な反応を生み出し、コメント欄はどんどん賛否両論の場と化していった。 読者と作者の間で生まれた些細なズレが、果たしてどういう結果をもたらしたのか。今日はその話を取り上げていきたい。 どんどん高まる不満の声:アンチを笑いにする作家 大体9.9を維持していたシーズン①と比べて、 最低2.0まで落ちてしまったシーズン②の様子。 今更なのかもしれないが、ここでHELLPERのシーズンについて補足しておこう。 13年間の連載歴を誇るHELLPERは、2011年度から4年間続いたシーズン①「MADMAN」連載を終えた後、2016年から約8年間シーズン②「KILLBEROS」を連載した。同じ作品のことではあるが、シーズン①とシーズン②の評価にだいぶ差があるとこだけは注目してもらいたい。 この連載の前編で説明した内容は、当然ながら好評が続いていたシーズン①「MADMAN」に限られた話である。 シーズン②「KILLBEROS」も連載当初は評判だったが、2年後の2018年からどんどん作品の問題点を指摘するアンチコメントが増えていった。(18禁にもかかわらず)過激な表現、カメオキャラとブランドの広告が多すぎるという問題、時事問題を取り扱いすぎるという問題など、シーズン①で流入されたファンの間で指摘の声がしばしばあげられたのである。 コメントを読んでいなかったのは、コミュニケーションをしたくないからではなく、コメントに影響されて自分が意図したとおりのマンガをお見せできないのが心配なだけでした。(著者訳) -SAKK、休載の告知(20.10.20) 当時のことに対してSAKKは終始一貫、自らの企画意図を保ちたいという理由で、コメントを読んでいなかったと述べている。しかしそれはあくまでも表面上の話で、漫画の中ではアンチコメントを言ってくるキャラをボコボコにするシーンも描いていた。少し幼い対応かもしれないが、そうすることで作家は遠回しにアンチの意見を否定してきたと捉えられる。 当然ながら、その作家の行動をひたすら楽しく見ていられるアンチは恐らく多くはいないだろう。意見の反映どころか、漫画の中で笑いものにされていることに激怒したアンチ読者一部は、どんどん反発の声をあげていった。 Webtoon界を揺るがした247話:場外乱闘のはじまり 『HELLPER』のファンコミュニティーであるDcinsideのHELLPERマイナーギャラリーで、ある読者は「表現の自由を通して犯罪の描写が当為性を認められるには、犯罪の残酷性を知らせるべきだと思っている。今の作者が何を言いたいのかよくわからない」と鋭く批判した。女性と社会的弱者に対する犯罪の描写や性的な表現などが許容範囲を超えたという指摘として解釈できる。こういう疑惑が燎原の火の如く燃え広がったのは、今月の8日『HELLPER』の先読みで247話が公開されてからだ。当時の連載分には老女である「ピバダ」が髪の毛が全部抜けた上に裸で拘束され、薬物が注射される拷問の描写が描かれていた。 -「拘束拷問」のシーン、無料の連載分には削除されるか…公共の敵となった『HELLPER』. イートゥデー. 2020年9月14日 結局、問題はシーズン②の247話が公開された時点で爆発した。HELLPERの読者なら誰しもショックを受けたその内容によって、既存のアンチはもちろん、作品と作家を擁護していたファンの読者ですら背を向けたのである。 247話のコメント欄。「精神に問題がありそうだ」「薬でもやってるのか」との、批判のコメントが寄せられている。 ここで問題の内容を知らない人のために説明しておく。上記の記事にも説明している通り「おばあちゃんのキャラを薬物で拷問する」というシーンが、247話には確かに描かれていた。 韓国社会がどれだけ老人を大事に思うか、という話はさておき、そのシーンの主人公である「ピバダ」が、作品全体を通して一番人気のあったキャラだったことに注目してもらいたい。つまり、10年以上連載を続けてきて、今まで一番人気だったメインキャラが急にリタイア、しかもあり得ない形でつぶされたことに読者たちは怒りを示したのだ。この事件の始まりは単にそういう騒ぎに過ぎなかったと、筆者は主張する。 しかし、真の問題はその次に起きた。 作家の蛮行を見るに見かねたHELLPERマイナーギャラリーの会員たちが自らツイッターとマスコミにHELLPERの女性嫌悪要素を共有して公論化させた事態。 DCインサイドの会員たちは普段の性向と違ってフェミニストたちを応援し、むしろ積極的に資料を提供するなど支援に乗り出した。(著者訳)‐当時事件に対して、ギャラリーのユーザーが作成した説明文 247話が公開されて間もなく、今まで作品に問題提議をしてきた一部の勢力「HELLPERマイナーギャラリー」ユーザーたちによる公論化が始まったのだ。 今まで指摘してきた作品の要素を「作者の蛮行」として命名したユーザーたちが、問題の247話で注目が集まったことをきっかけに、作者が女性嫌悪を描いているとフェミニズム団体に訴えかけたのである。彼らは247話の老人拷問のシーンを含め、作品の中で描かれている性的描写、レイプの描写などを資料としてまとめ、公論化のためにネット上で資料を広めていった。 ここで注目してほしいのは彼らの性向を語っている一文章。自ら述べているように、彼らは普段フェミニズムを支持しないにもかかわらず、「作品に変化を求めるためにフェミニズム団体と連帯した」と公言※している。 彼らの意図がどうであれ、その結果は大きな反響を及ぼしたことに違いない。いわゆる場外乱闘の始まりなのである。 性差別・フェミニズムのテーマをよく取り扱うメディア『女性新聞』では、「18禁だからといって性搾取・レイプなどの表現が許されるのか」と厳しい目線の記事を発表し、その指摘に賛同するSNS上のフェミニズム勢力も #Webtoon内の_女性嫌悪を_やめよう などのハッシュタグをつけて議論を広めていった。 炎上が深まるにつれて、批判の声は連載先のNAVER WEBTOONに辿り着く。事件の深刻さに気付いたNAVER WEBTOON側は「激しい表現に関しては編集の段階で作家に修正の意見を伝えている」といいつつ、「これからガイドラインをもっと繊細に補っていきたい」という旨を発表した。 運営側まで広まった炎上:検閲強化につながる 上記のNAVER WEBTOON側の発言はだいぶ重い発言に違いなかった。 以前にももちろん、起こった事件に対応してNAVER