「〈夏休み特別編〉推しのセンイル(誕生日)渡韓日誌」Monthly KPOP Chit-chat Season2 #12

2025.08.29 KPOPでは推しの誕生日に合わせてファンが自腹で既存のカフェを借りて期間限定でカフェ運営をする「センイル(誕生日)カフェ」という文化がある。 この期間中は飲み物をオーダーするとオリジナルのカップホルダーやトレカなど様々な特典が付いてきて、ファンであれば勿論嬉しいし、ファンでない普通のお客さんに対しては周知してもらうための訴求運動にもなる。 カフェ側もセンイルカフェ期間中はお客さんが特典目当てにたくさん来てくれるわけで、要するに貸す側も借りる側もWinWinの関係性なのである。 そしてこのセンイルカフェ最大にして1番の利点は本人が実際にカフェを訪れ、ファンと交流しにくるところにある。 というふうに書くと、どうせマイナーグループの人しか来ないでしょ?などという声が聞こえてきそうだが、そんなことはない。 超売れっ子であってもスケジュールさえあえば、顔を出してくれるのだ。 現にBTSのRMは兵役中であったにもかかわらず、わざわざ休みを取り、カフェを訪れていたし、BIGBANGのテヤンも2022年はセンイルカフェに現れてファンと交流していた。 そういった事情から推しの誕生日に合わせて韓国に行く日本人も珍しくない。 はい、本題はここからである。 著者も先日、推しの誕生日に合わせて韓国に行って参りました。 ちなみに去年も行きました。 本コラムで何度も言及しているように著者はKep1erのファン、すなわちKep1ian(ケプリアン)なのです。 中でも1番の推しはグループのリーダーであるユジン。 そのユジンの誕生日が8月12日であるため、お誕生日をお祝いしに8月11日〜8月14日の4日間韓国へと赴きました。 が、ここで大誤算が生じました。 誕生日の数日前にユジン本人がBubble(アーティストとファンがチャット形式でやりとりできる有料アプリ。こちらが送ったメッセージに返信したりしてくれる)で「12日は朝から晩までスケジュールが詰まっていて行けそうにないから11日に仕事が終わったらカフェに行くよ」 というまさかのメッセージが。 11日は14:30に仁川空港到着予定で、そこからセンイルカフェのある弘大までどう頑張っても最速で16:00にしか着けない。 16:00前にユジンがカフェに来てしまったら入れ違いで会えないというなんとも悔しい結果となってしまうのだ。 だが、「仕事が終わったらカフェに行く」というユジンの言葉から想像するに夕方以降に間違いないと信じ、著者は日本を飛び立った。 そして予定通り韓国に14:30頃到着し、入国手続きを済ませ仁川空港から電車で弘大へと向かう。 16:00弘大に到着。 Xを見るとユジンはまだカフェに来てない。間に合った。ユジンとのチキンレースに無事勝利し、センイルカフェへと向かう。 今年のユジンセンイルカフェは弘大で5ヶ所+センイルサムギョプサル屋の変化球併せて計6ヶ所。 著者は知り合いのKep1ianのやってるセンイルカフェへとスーツケースを引き摺りながら急いだ。 カフェに着くと、もうすぐユジン本人が来るとあってお店にいたみんな緊張しているようだった。 ドリンクをオーダーし特典を貰い、ユジンの到着を待っているとなんとユジンのお母さんが来店。 お互いにPapagoを使って会話を楽しむ。 「この後サムギョプサル屋行く?」と言われたので「行きますよ」と言うと、「何時に行く?」と聞いて来て、推しのお母さんと友達のような会話を繰り広げるという訳がわからない状態。 コンサートの時にも何度かお会いしているのだが、いつもニコニコでとても可愛らしい人。 ユジンが何であんなにいつもニコニコなのかがお母さんを見てるとよくわかる。 そうこうしてるとユジンを乗せた事務所の車がカフェ前に到着。 会えるかどうかヒヤヒヤしていただけに会えた嬉しさが倍増。 その様子は説明するよりもKep1er公式からあがったVlogと著者が撮った写真を見ていただいたほうが早いだろう。 ご覧いただいたようにどっからどう見てもハッピー空間。 昨年に引き続き、ハッピーバースデー韓国語Ver.でユジンの誕生日をお祝いできて非常に大満足のお誕生祝いとなった。 そして、もう一つ知り合いKep1ianがやってるセンイルカフェへと移動しドリンクを頼み特典を貰う。 ユジンお母さんもここに移動していて、また「サムギョプサル屋何時に行く?」と聞かれたので、「お腹空いたら行きますよ」と伝えたら「先に行ってるから、あとで来なさい」と突然本当のお母さんみたいな事を言い出して可笑しかった(笑)。 しばらくカフェで日本からきたKep1ianと談笑し、程なくして我々もサムギョプサル屋に合流。 ユジンお母さんはKep1ianに囲まれ既に楽しく飲んでいた。 するとここで思わぬサプライズが。 なんとユジンがサムギョプサル屋にも登場! 来ると思ってなかったので慌てた。 ご覧のようにたくさんのファンに愛されている我が推し、Kep1erのリーダー・ユジン。 こうゆう風にニコニコでファンと触れ合う姿を見てるだけで推してて良かったなと毎度思う。 きっと皆さんにもそれぞれ推しがいると思うが、後悔のないよう推し活をして欲しいと思う。 特にKep1erは元々期間限定グループで本来なら2年半で活動を終える予定だった。昨年の7月に活動終了する予定だったのだ。 それがファンも驚きの契約延長をしてくれて、今はボーナスステージのようだと思っている。 だからこそ後悔なく無理せずこれからも推していきたい。

「KPOPのあれやこれ〜2025初夏〜」Monthly KPOP Chit-chat Season2 #10

2025.06.26 今回はシーズン2の連載10回記念と称して、一つの議題を掘り下げていくのではなく、いつもと趣向を変え今月話題になったKPOPのあれやこれについて語っていこうと思う。 マンネリ打破のため、KPOP Chit-Chatも日々進化しているのであります。 まず最初のトピックはBTSのメンバー全員が兵役を終え帰ってきたことだ。 噂では今年カムバックするとも、来年になるとも言われているが、いずれにせよBTSの完全体カムバックは2022年6月の「Yet to Come (The Most Beautiful Moment)」以来となり(2023年6月にデジタルシングル「Take Two」を発表してはいるが、リリース時には既にJINとJ-HOPEが兵役に就いていたため完全体での音楽活動は行なっていない)、3年もしくは4年ぶりのカムバックとなる。 BTS不在のこの期間、BTSの「MAP OF THE SOUL : 7」が持っていた3,378,600枚というKPOPアルバムの初動売上記録をSEVENTEEN、Stray Kids、NCT DREAMの3組が上回り、中でもStray Kidsはワールドツアーも破格の規模で行い、アジア・北米・南米・ヨーロッパと世界中のスタジアムでコンサートを行なった。 BTSが牽引していたKPOPをBTSよりも若い世代がこの2、3年の間を見事に牽引した格好となった。 では、BTSが戻ってきた今、この構図が一体どうなるのか?というと、正直なところ全く予想がつかないというのが本音である。 現状、KPOPグループ人気NO.1と言っても過言ではないStray KidsのファンがBTSが帰ってきたからと言って、Stray Kidsのファンを辞めるとは考えにくいし、BTSの人気自体も兵役前より下がってる感じも全く無い。 BTSは兵役期間中も撮り溜めていたコンテンツを供給し続け、兵役で居ないことを感じさせない戦略は見事だった。 ただ、KPOP全体の売上や盛り上がりで言うと2023、24年がピークだったように思わなくも無い。 特に日本では、合同コンサートのチケットが如実に売れなくなってきている。 4月12・13日に東京ドームで行われたINGALIVEは人気グループが多数出演したにも関わらず、スタンド席はガラガラでなんとも寂しい景色が広がった。 推しは見たいけど2、3曲しかやらない合同コンサートのために2万円という高額なチケット代は払えないというのが1番の理由だ。 それなら推しの単独コンサートに行く方が何倍も良いに決まってる。 が、しかしBTSが停滞したKPOPを再びブチあげる起爆剤になる可能性は否定できない。 何故なら、日本を含めた多くの国でコロナ禍以降コンサートを行なっていないのだ。 コロナ以降、兵役前にBTSがコンサートを行ったのは韓国とアメリカのみ。 世界中の多くのファンが待ち侘びているのは間違いない。 そんな状況で新曲を発売したら、何万枚売れるのか想像も出来ない。 不在期間をもろともせず、再びKPOP界の頂点に躍り出るのか、今からBTSのカムバックが楽しみでならない。 そして2つ目のトピックは「BOYSⅡPLANET」ことボイプラ2である。 ボイプラ2とは韓国のテレビ局Mnet主催のサバイバルオーディション番組で、著者の推しKep1erを生んだ「Girls Planet999」の男性版で、2023年に放送されZEROBASEONE(通称ゼベワン)を生んだ「BOYS PLANET」の後継番組だ。 このボイプラ2、7月17日からの放送で番組開始までまだ3週間もあるのだが、ここ日本ではもう番組が始まったかのような盛り上がりを見せている。 ではそれはなぜか? 先日、発表された参加者の中にまさかの人物がいたのだ。 その人物とは、現在日本で大人気のガールズグループME:I を生んだ「PRODUCE 101 JAPAN

「〈番外編〉KPOPオタクのオタ活 How to」Monthly KPOP Chit-chat Season2 #07

2025.03.17 さて、皆さんはKPOPオタクというものが具体的にどんな活動(通称オタ活)をしているのか気になってはいませんか? そこで今回は番外編と称して著者自身のオタ活にスポットを当てて皆さんにお届けしたいと思う。 まず分かり易いところで言うと、  1.CDを買う  2.コンサートに行く というのが誰もが想像するオタ活の1位2位であろう。 そして、KPOPオタ活の真骨頂であるのが下記2点である。  3.オフラインイベント(オフイベ)に行く  4.オンライン通話会(通称ヨントン)に参加する オフイベはその名の通り対面で推しに会えるイベントで、オンライン通話会はコロナ禍で直接会いに行くことが出来なかった時に生まれたテレビ電話イベントなのだが、コロナ禍以降も無くなることなく定着した。 そこで、ふと疑問に思う人もいるだろう。 なぜ直接会えるようになったのにわざわざテレビ電話をするの? 対面で会えるならテレビ電話で話すよりそっちの方がいいじゃん!と。 皆さんお忘れかもしれませんが、彼ら彼女らはKPOPアイドルで普段韓国に住んでいます。 そして、KPOPは今や世界中にファンがおり中々会いに行けない人が沢山いるのです。 そんな会いたくても会えない人たちの救済策としてテレビ電話イベントがコロナ禍以降も定着した背景があるのです。 さらに言うと、対面イベントでは長くても1分程度しか話せないが、テレビ電話では2分半〜3分も話せるのです。 伝えたいことや話したいことが沢山ある場合には敢えて、テレビ電話を選ぶ場合もあるのです。 しかも、画録が出来ることもかなりポイントが高い。 推しとのテレビ電話を永久にリピート再生することができるのです。 それに加えて、対面イベントでは絶対に出来ないことが可能であることがテレビ電話最大の利点だと個人的には思う。 しかし、やはり1番のメインイベントはファンサイン会である事は否定できない。 ファンサイン会とは対面でアルバムに全員からサインを貰えて、その間お話しできて、さらに、イベント中はスマホのみならず一眼レフカメラでも撮影OKという神イベントなのである。 が、神イベントである分、コストはそれなりにかかる。 通常KPOPではカムバックすると、ファンサイン会が数回から数10回開催されるのだが、そのファンサイン会に参加するためには、アルバムを何枚も買わないとサイン会には参加出来ない。 というのも、韓国ではボーダー制を採用しており、アルバムを多く買った人順に当選していくという仕組みになっているからだ。 グループの人気度によって当選ボーダーは様々ではあるが、超人気グループになると3桁積んでも参加出来ない場合がある程だ。 ちなみにアルバム1枚2000〜2500円ぐらいであることが多いのだが、3桁で1回のファンサイン会参加券を得ると考えると20万円以上かかる計算になり、ライトなファンには到底手が出せない金額であることがお分かりだろう。 これらのファンサイン会は概ね、韓国で開催されるのだが稀に日本開催の場合もあり、日本ではボーダー制での当選が法律で禁止されている事から抽選での当選となる。 とはいってもやはり、枚数を多く買えば買うほど当選確率はあがるので、結果的に日本でも多く積むことに変わりはない。 ただ、1枚2枚でも当選する可能性があるのが日本イベントのいいところでそこは夢があるのではないだろうか。 そして、このファンサイン会1番の目玉は推しに付けて欲しいアイテムを持っていき、そのアイテムを身につけた状態の推しを写真に収めることが出来ることだ。 何を言っているのか分からない人の為に説明すると、1月に日本で行われたKep1erのファンサイン会に著者が参加した際、推しのユジンちゃん用に持っていったアイテムが下記の写真のものなのだが、 これらを身につけて写真を撮ったのが下記である。 これでお分かりいただけたであろう。このイベントが如何に神イベントかを。 そう。カメラに目線をくれるのである。 この世で1枚の自分だけの推しの写真が手に入るのである。 しかも連写で撮るので1枚どころではない無数の写真がSDカードに記録されるのである。 あとはこれを普通にL版にするもよし、自分だけのチェキカードを作るもよし、オリジナルトレカを作るもよし、自由なのである。 そして勿論メンバーひとりひとりとお話しする事ができ、サインも貰えるんだからそのグループを推してる人間からしたら楽しく無いわけがない。 したがって、CDを3桁積んででも行きたいと思う人がいても不思議ではないし、その値段を高いと思うか安いと思うか、それはもうその人の価値観次第という訳だ。 これでKPOPオタクがなぜそこまでお金を使うのか、ちょっとは理解していただけただろうか。 では最後に、このファンサイン会時に著者が撮ったKep1erの可愛らしいグループショットと共に本稿を締めくくりたいと思う。 了 猫町ぺこー SKOOTA KPOP部チーム長 〈元々は洋楽ロックオタクで一時期ロッキンオンに就職しようかと思っていたほどの音楽通。BTSキッカケでKPOPを聴くようになりその後BLACKPINKにハマり、KPOP沼に片足を突っ込む。サバイバルオーディション番組『Girls Planet