2025.03.17 さて、皆さんはKPOPオタクというものが具体的にどんな活動(通称オタ活)をしているのか気になってはいませんか? そこで今回は番外編と称して著者自身のオタ活にスポットを当てて皆さんにお届けしたいと思う。 まず分かり易いところで言うと、 1.CDを買う 2.コンサートに行く というのが誰もが想像するオタ活の1位2位であろう。 そして、KPOPオタ活の真骨頂であるのが下記2点である。 3.オフラインイベント(オフイベ)に行く 4.オンライン通話会(通称ヨントン)に参加する オフイベはその名の通り対面で推しに会えるイベントで、オンライン通話会はコロナ禍で直接会いに行くことが出来なかった時に生まれたテレビ電話イベントなのだが、コロナ禍以降も無くなることなく定着した。 そこで、ふと疑問に思う人もいるだろう。 なぜ直接会えるようになったのにわざわざテレビ電話をするの? 対面で会えるならテレビ電話で話すよりそっちの方がいいじゃん!と。 皆さんお忘れかもしれませんが、彼ら彼女らはKPOPアイドルで普段韓国に住んでいます。 そして、KPOPは今や世界中にファンがおり中々会いに行けない人が沢山いるのです。 そんな会いたくても会えない人たちの救済策としてテレビ電話イベントがコロナ禍以降も定着した背景があるのです。 さらに言うと、対面イベントでは長くても1分程度しか話せないが、テレビ電話では2分半〜3分も話せるのです。 伝えたいことや話したいことが沢山ある場合には敢えて、テレビ電話を選ぶ場合もあるのです。 しかも、画録が出来ることもかなりポイントが高い。 推しとのテレビ電話を永久にリピート再生することができるのです。 それに加えて、対面イベントでは絶対に出来ないことが可能であることがテレビ電話最大の利点だと個人的には思う。 しかし、やはり1番のメインイベントはファンサイン会である事は否定できない。 ファンサイン会とは対面でアルバムに全員からサインを貰えて、その間お話しできて、さらに、イベント中はスマホのみならず一眼レフカメラでも撮影OKという神イベントなのである。 が、神イベントである分、コストはそれなりにかかる。 通常KPOPではカムバックすると、ファンサイン会が数回から数10回開催されるのだが、そのファンサイン会に参加するためには、アルバムを何枚も買わないとサイン会には参加出来ない。 というのも、韓国ではボーダー制を採用しており、アルバムを多く買った人順に当選していくという仕組みになっているからだ。 グループの人気度によって当選ボーダーは様々ではあるが、超人気グループになると3桁積んでも参加出来ない場合がある程だ。 ちなみにアルバム1枚2000〜2500円ぐらいであることが多いのだが、3桁で1回のファンサイン会参加券を得ると考えると20万円以上かかる計算になり、ライトなファンには到底手が出せない金額であることがお分かりだろう。 これらのファンサイン会は概ね、韓国で開催されるのだが稀に日本開催の場合もあり、日本ではボーダー制での当選が法律で禁止されている事から抽選での当選となる。 とはいってもやはり、枚数を多く買えば買うほど当選確率はあがるので、結果的に日本でも多く積むことに変わりはない。 ただ、1枚2枚でも当選する可能性があるのが日本イベントのいいところでそこは夢があるのではないだろうか。 そして、このファンサイン会1番の目玉は推しに付けて欲しいアイテムを持っていき、そのアイテムを身につけた状態の推しを写真に収めることが出来ることだ。 何を言っているのか分からない人の為に説明すると、1月に日本で行われたKep1erのファンサイン会に著者が参加した際、推しのユジンちゃん用に持っていったアイテムが下記の写真のものなのだが、 これらを身につけて写真を撮ったのが下記である。 これでお分かりいただけたであろう。このイベントが如何に神イベントかを。 そう。カメラに目線をくれるのである。 この世で1枚の自分だけの推しの写真が手に入るのである。 しかも連写で撮るので1枚どころではない無数の写真がSDカードに記録されるのである。 あとはこれを普通にL版にするもよし、自分だけのチェキカードを作るもよし、オリジナルトレカを作るもよし、自由なのである。 そして勿論メンバーひとりひとりとお話しする事ができ、サインも貰えるんだからそのグループを推してる人間からしたら楽しく無いわけがない。 したがって、CDを3桁積んででも行きたいと思う人がいても不思議ではないし、その値段を高いと思うか安いと思うか、それはもうその人の価値観次第という訳だ。 これでKPOPオタクがなぜそこまでお金を使うのか、ちょっとは理解していただけただろうか。 では最後に、このファンサイン会時に著者が撮ったKep1erの可愛らしいグループショットと共に本稿を締めくくりたいと思う。 了 猫町ぺこー SKOOTA KPOP部チーム長 〈元々は洋楽ロックオタクで一時期ロッキンオンに就職しようかと思っていたほどの音楽通。BTSキッカケでKPOPを聴くようになりその後BLACKPINKにハマり、KPOP沼に片足を突っ込む。サバイバルオーディション番組『Girls Planet
「KPOP泡沫已經結束了嗎?」Monthly KPOP Chit-chat Season2 #06
2025.02.01 昨年の同じ時期に、Season1#4でも取り上げたKPOP泡沫的話題。 2023年はKPOP CD銷售額創下歷史新高,年總銷售數量首次突破1億張,KPOP達到了泡沫的巔峰。 而在那篇專欄的最後,作者對所有KPOP迷提出了這樣的建議。 「2024年大家不如先冷靜一下?今年不妨優先考慮自己的幸福?等到2025年BTS完全體回歸時,CD銷售戰爭必然會再次來臨,何不在那之前稍作休息?」 如此說道。 不知這位作者的聲音是否傳達到了KPOP迷的心中,但事實上正如他所言,2024年確實成為了一個休息的年份。 請看韓國CIRCLE CHART發表的2024年度CD銷售圖。 自2015年以來,CD銷售數量一直保持上升趨勢,但今年卻是十年來首次低於前一年。與去年相比,下降了19.5%。不過,即使是下降,也可以認為2023年的1億張銷售是異常的。事實上,2024年仍然售出了超過9300萬張,與2022年的7700萬張相比,仍然超過了1500萬張。 因此,雖然與去年相比下降了約20%,但輕易地得出KPOP泡沫已經破裂的結論還為時尚早。畢竟,2025年那兩組將會回歸。 沒錯,就是BTS和BLACKPINK。 BTS在2022年發行的專輯「Proof」後,成員們陸續入伍,終於今年全員退伍回來。如果今年發行專輯,將是三年來的全新歌曲,對於粉絲來說,等待的時間讓不少ARMY(BTS的粉絲名稱)積攢了不少錢。此外,在團體活動休止期間,各成員也進行了個人活動,特別是Jimin在2023年3月發行的「LIKE CRAZY」在美國Billboard主單曲榜HOT100中,成為KPOP個人藝人首位登頂的歌曲。 這是超越了PSY的全球熱門歌曲「江南Style」的最高第二名的壯舉。 而Jungkook在四個月後的七月發行的歌曲「Seven」成為全球大熱門,再次在美國Billboard HOT100中登頂。 原本就龐大的BTS粉絲群因為這兩位的個人歌曲的成功而獲得了新粉絲,現在BTS的潛在粉絲數量已經無法估量。 而BLACKPINK在2022年發行的「BORN PINK」是最後一張專輯,與BTS一樣將迎來三年來的回歸。而且,與BTS一樣,各成員也在進行個人活動,尤其是Rosé在2024年10月發行的「APT.」迅速席捲全球,成功吸引了新粉絲。「APT.」在最近(截至2月1日)的美國Billboard HOT100中上升至第三位,創下了KPOP女性藝人的最高排名。即使距離發行已經三個月,仍然持續受歡迎,若繼續這樣下去,登頂也不奇怪。在英國單曲榜中也記錄了第二位,這也是KPOP女性藝人的最高排名。 最近在埼玉超級競技場舉行的EDM音樂節「GMO SONIC」中,儘管大多數觀眾都是EDM愛好者,但「APT.」卻展現了不同尋常的熱度,似乎已經成為與KPOP無關的存在。 如此一來,考慮到BTS和BLACKPINK兩組的回歸,2025年KPOP CD銷售將會如何變化,完全無法想像。 BTS的初動最高銷售是2020年的「MAP OF THE SOUL : 7」的3,378,600張,長期保持著初動銷售第一位,但在2023年,NCT DREAM、Stray Kids、SEVENTEEN三組更新了BTS的初動紀錄。特別是SEVENTEEN的「SEVENTH HEAVEN」達到了驚人的初動500萬張。我預測ARMY會以驕傲為重,超越這500萬張,甚至可能瞄準600萬張、700萬張,讓BTS的紀錄再也無法被超越。 BLACKPINK也是如此。2022年的「BORN PINK」以154萬張創下了女子團體的初動第一位,但在2023年被IVE、NewJeans、aespa超越,目前排名第四。這三組的銷售數量都在160萬張左右,BLINK(BLACKPINK的粉絲名稱)必然會瞄準200萬張的超越。單純將2024年的銷售9300萬張加上BTS和BLACKPINK的預測銷售數量,將再次回到1億張的時代。 這樣一來,被超越的團體的粉絲也不會甘心。 SEVENTEEN的成員將開始兵役,物理上可能難以超越,但在全球人氣方面,作為後BTS的首選,Stray Kids的粉絲潛力仍然無法估量。 BTS的回歸可能會使人氣更加高漲。 女子團體方面,2024年將由aespa主導,毫無疑問是後BLACKPINK的首選。 連續推出「Supernova」和「Whiplash」兩首熱門歌曲的aespa,年年擴大粉絲群,潛在上甚至有可能與BLACKPINK平起平坐。 這場新舊女歌手之間的戰爭將成為2025年的亮點!就此預言,結束本篇文章。 了 貓町ぺこー SKOOTA KPOP部隊長 〈原本是洋樂搖滾迷,曾考慮過要不要在Rockin’ On工作,對音樂頗有研究。因為BTS開始聽KPOP,後來迷上BLACKPINK,逐漸陷入KPOP的泥潭。對生存選拔節目《Girls
「2024KPOP大展望答え合わせ」Monthly KPOP Chit-chat Season2 #05
2025.01.06 新年快樂! 明けましておめでとうございます。 本年も本コラムをどうぞよろしくお願いいたします。 さて、新年一発目は、1年前に自ら書いた予想の答え合わせをしていこうと思う。 遡る事約1年前。 Season1#5において書いた2024KPOP大展望のコラム。 読んでない方は是非Season1#5の記事を読んだのちに、本稿に戻ってきていただけると大変有り難い。 という事で早速、結論。 「2024年はガルクラ復権の年になる」 と書いていた1年前の予想が当たっていたか否か。 その答えは… 「当たっていると言えなくもないし、ハズれてるとも言えない」だ。 自分で書いておいてなんだが、大当たりでも大外れでもないという、なんとも中途半端な結果となってしまった。 2024年はKPOPで爆発的にヒットした曲が3曲あった。 ILLITの「Magnetic」 aespaの「Supernova」 そして、ロゼ&ブルーノマーズの「APT.」 そう、爆発的ヒット曲3曲のうちの1曲は、ゴリゴリのガルクラ楽曲aespaの「Supernova」なのだ。 しかも「Supernova」はただのヒット曲の枠に収まりきらない売れ方をした。 韓国国内の主要音源チャート全てで同時に1位を獲得する「パーフェクトオールキル」を達成し、更には韓国主要音源チャートMelonで15週連続1位となり、これまでNewJeansが「Ditto」で記録した14週連続1位を抜き、連続1位最長記録を更新。 そして「Supernova」が収録されたアルバム「Armageddon」は初動115万枚を売上、4作連続のミリオンセラーを達成し、米Billboardワールドアルバムチャートで1位を獲得。 そして、年末に米Billboardが発表した「スタッフ選定2024年ベストK-POPソング25(The 25 Best K-Pop Songs of 2024: Staff Picks)」でも1位に選ばれた。 米Billboardは「今年を代表するK-POPトラック。3分間展開されるこの曲は、革新と構造を完璧に組み合わせた作品で、3回のフルコーラスとダイナミックな部分、感動的なブリッジ、そして圧倒的なダンスブレイクが組み合わせられている。それでも、aespaは曲全体に完成度と一貫性を維持し、新しい境地を見せてくれる」と大絶賛。 さらにKPOP最大の音楽授賞式「2024MAMA AWARDS」において、「Supernova」がSong of the Yearを獲得。 韓国国内外で「Supernova」が今年1番のKPOPソングと評された。 2023年がY2KブームとイージーリスニングをKPOPに定着させたNewJeanes Yearだった事を考えると、僅か1年でガルクラグループの代表格であるaespaが、元々売れていたグループとは言え、ここにきてキャリアハイの売れ方をして、ここまでの成功を収めるとはほとんどの人が予想していなかったと思う。 そういう意味ではガルクラ復権の年になった!と言っても差し支えないように感じる。 そして、7月にはガルクラの先駆者2NE1が10年ぶりに完全体での活動を発表し、10月から始まったアジアツアーのチケットは軒並みソールドアウトした。 YGエンターテイメントの新人ガルクラグループBABYMONSTERは11月1日に発表した1stフルアルバム「DRIP」がiTunesのアルバムチャートで11の国と地域で1位を獲得し、「DRIP」のミュージックビデオは僅か21日で1億再生を突破した。 このように、2024年如何にガルクラが躍進したのかを上げればキリがない。 ではなぜ、著者が2024年がガルクラ復権の年になった!と大手を振って言えないのか。 それは、フラットなKPOPファンに聞いた時に、「2024年はガルクラの年だったね!」 と答える人はあまりいないのではないか?という事に尽きる。 その1番の要因はやはりILLITの存在だろう。 ILLITは今年3月にリリースしたデビュー曲「Magnetic」が世界中で大バズりした。 韓国ではaespa同様「パーフェクトオールキル」を達成し、米Billboardメインチャート「HOT100」ではKPOPデビュー曲史上初のランクインに成功し、その後も22週連続チャートインするという快挙を成し遂げた。