SKOOTAの2024年 ― インディーゲーム開発に驚き続けた１年間の軌跡

SKOOTA、初めてインディーゲームと出会う

2023年の春に、私たちは「クリエイターとファンがつながって、新しいコンテンツを一緒に育て、楽しむことのできる場所」を目指して”SKOOTA”をスタートさせました。それからの2年間、私たちはさまざまな挑戦を通じて、SKOOTAが当初の理念の通りに進化し、次のステージへ進んでいけるように準備を進めてきました。

そんな中で私たちが出会った最大の驚きは、ファンとの交流を大切にし、共に盛り上がりを作っていくという、インディゲーム界隈の文化でした。

↑初めて参加したゲームイベント”TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024”のブースの様子。試遊版は無く、「こんなゲーム作りたい！」というPVを繰り返し流してチラシを配ってるだけ。会期中はこの場所もお客さんでごったがえしてました。

ファンとともに育てるインディーゲームの流儀

私たちがインディーゲームを作り始めて1年と少しが経ちます。その間、引きこもって作っているだけでなく、2024年は3月のTIGS（TOKYO INDIE GAMES SUMMIT）にはじまり、7月のBitSummit、9月の東京ゲームショウなど、インディゲームの主だったイベントに参加してきました。また、出展はしないまでも、その他にもたくさんのイベントにお邪魔してきました。（11月には韓国のインディーゲームイベントであるBurning Beaver 2024にもスタッフが行ってきましたよ！）

↑Burning Beaver 2024のイベントレポートは前後編で記事にしてます！ぜひチェックしてみてください！

何度もイベントに参加する中で、私たちは「直接ファンと向き合う」というインディーゲームならではの文化に触れ、驚きと感動を覚えました。

例えば、言葉では説明していないのに、公開したキーアートだけを見て世界観やコンセプトを想像し、イベントで駆け寄ってくださる方がいる。
「この世界観が好きだから試遊版はないの？」と、未完成な作品に触れることを求めて会場に来てくださる方がいる。

参加している方々を見回しても、未完成の段階から進捗を公開し、意見をもらいながら作っている方々がたくさんいる。「ファン」と言うには少し気が早いかもしれないけれど、こうして暖かく作品の完成を待っていて下さる方々が目の前にいて、応援されていることを肌で感じることができる。こうしたインタラクションの連続が、ゲーム作りを特別な体験に変えてくれました。

ゲームはそもそもインタラクティブであることが前提の表現だからこそ、こうした交流の文化が、漫画やアニメなどのスタティックな表現のジャンル以上に強く働くのかもしれません。例外もありますが、基本的に漫画やアニメーションや小説は「完成」してから世に出すのが普通で、途中経過を人に見せることはあまり一般的ではありません。ゲームだって、メジャータイトルは同じかもしれません。でもどうもインディーゲームは様子が違うのです。

このインディーゲーム特有かもしれない文化に触れたとき、私たちは確信しました。「オリジナル企画を作る上で、ここには必要なものが全て揃っている！」と。

↑「闇百合女学園」は、興味を持ってくださる方々とのコミュニケーションを重視し、今後もイベント出展を続けていきます！

ファンと作るSKOOTAの未来

この体感は、うっすらとは予感していたものですが、実際にインディーゲームを自分たちで作って、イベントに出展していくことで初めて実感となりました。この経験は、SKOOTAの原点である理念、「クリエイターとプロデューサーとファンがつながり、作品を共に育てる場になる」という目標を、はっきりと具体的な形にしてくれました。

私たちはSKOOTAを、こうしたファンとクリエイターとプロデューサーによる交流を日常的に行える場所にしたいと考えています。

オンラインやリアルイベントを行き来しつつ、SKOOTAを通じてクリエイターの生の声を発信したり、制作の進捗を共有したり、またファンの声をプロデューサーに届けたりする。新しい作品の制作過程を公開することで、クリエイターとプロデューサーとファンが三位一体となって物語を紡いでいく。

そんな「作り手とファンが一緒に楽しむ場」をSKOOTAは作り上げていきたいと思います。

↑9月のTOKYO GAME SHOWの会場の様子。画面左端がSKOOTA GAMESのブース。リアルの熱気をSKOOTAでも体感できるようにしたい！

SKOOTAの次のチャレンジはあなたと共に

SKOOTAはまだまだとても小さな存在ですが、この1年間でたくさんの出会いと学びを得ました。
これからも、インディーゲームを中心に、ファンの皆さんとともに新しい挑戦を続けていきます。
私たちが掲げた理念は、インディーゲームとの出会いによって、やっと具体化への道筋が見えてきました。2025年は、その理念を次のステージで実現していく年になります。

SKOOTAのこれからの旅に、ぜひあなたも参加してください！
私たちと一緒に、特別な物語を作り上げていけたらこんなに嬉しいことはありません。

2024年につくったミニゲームはこちらから

SKOOTA GAMES前半戦の記録はこちら

そしてついにゲーム発売！
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「Mandragora Seeker – in the CREEP ZONE」発売開始！！