2024/10/11

こんにちは、SKOOTA編集部の月森二葉です!

今回は、9月26日から29日まで、幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2024に初参戦してきました!初めての大規模ゲームイベントに参加するということで、前日からドキドキが止まりませんでしたが、実際に会場に足を運んでみると、参加者の方々も同じように感じているようでした。あっという間の2日間が過ぎ去り、目移りするほど魅力的なゲームがたくさんで、気が付けば目的としていたゲームを回りきれないという事態に…!時間が全然足りず、心残りの作品も多々ありましたが、しっかりフライヤーは手に入れてまいりました。

さて、今回の記事では、ビジネスデーの2日間、9~11ホールで試遊して特に印象的だったインディーゲームの感想をお届けします! 会場は国際展示場の1~8ホールが一般展示エリア、9~11ホールにはインディーゲームブースやコスプレエリアがあり、私も出展者として学びの気持ちを持って参加しました。

東京ゲームショウ2024(TGS2024)は、ゲーム業界の最新情報と新作発表が行われる世界的なイベントで、今年も幕張メッセにて9月26日から9月29日にかけて開催されました。今年はTGS史上最大規模となり、44カ国から985社の企業・団体が出展。約27万5000人が来場しました。


Selected Indie 80コーナー

誰も死なないミステリーADV!?ーDetective NEKKO – ディテクティブネッコ –

・ジャンル: ミステリー、アドベンチャー
・出展: アラ
・プレイ時間: 約15分

今回最初にプレイしたのは、誰も死なないミステリーADV『Detective NEKKO – ディテクティブネッコ』。このゲームは、ネッコという探偵と、ジケンボという相棒が織りなすバディストーリーであり、キャッチコピーの「誰も死なない」が非常に印象的な作品でした。死を扱わず、心温まるミステリーが展開されていくのは、このジャンルの中でも特に珍しい設定だと思いました!

ゲームの特徴

この作品は3Dグラフィックで描かれ、可愛らしいキャラクターたちが魅力的です!特にキャラクターボイスが入力文字読み上げソフト『VOICEPEAK』が使用されていることにとても驚きました!自然な発音ながらも独特な訛りを感じ、まるでこの子たちが異世界の言語を話しているかのような雰囲気が出ていました。これがまたこの作品にぴったりで、試遊版をプレイする中でキャラクターへの愛着が湧いていきました。

ストーリーについて

ストーリーは、ネッコが授かったある特殊な能力とともに、ジケンボというバディと出会うシーンから始まります。2人のコンビがどのように事件を解決していくのか、彼らの掛け合いを通じて深まる友情や絆にも期待が膨らみます。現時点で試遊のプレイ時間は冒頭15分程度でしたが、推理や謎解きの要素がこれからどのように展開されていくのか、とても楽しみです!!

感想

試遊版をプレイしてみて、今後の展開としてネッコの能力を駆使して依頼者から情報を引き出し、相手の警戒心を解くことで得られる答えが変わっていくのかなと推測していますが、選択によってストーリーの分岐やキャラクターの選択に大きく影響する部分に注目したいですね!

🌱二葉メモ:個人的に、イッヌ探偵というキャラクターがかなりのかなりスコでしたので、2025年初頭にリリースを目指しているとのことで、製品版で彼をもっと見られることを密かに楽しみにしております^_^

タマゴから育てたら母性が爆発しそう!ー タマゴクエスト

・ジャンル: シュミレーションゲーム
・出展: タマゴクエスト Yolk Heroes: A Long Tamago
・プレイ時間: 約15分

次にプレイしたのは守護霊となって勇者を育てるシュミレーションゲーム『タマゴクエスト』。ドット絵で描かれた可愛らしいキャラクターたちが、いくつかのクエストをこなしながら少しずつ成長していく育成ゲームです。このゲームのシステムは、かつて人気を博した「たまごっち」に少し似ており、プレイヤーはキャラクターを育てながら冒険を楽しむことができます!

ゲームの特徴

クエストの内容は筋トレやダンジョン探索など4種類ほどに分かれていて、操作方法もシンプルで、キーボードのZキーとXキーを交互に押す、もしくはマウスのホールド&クリックといった誰でも簡単に楽しめる作りになっています。このシンプルな操作で、キャラクターを成長させながら様々な冒険に挑んでいくゲームのようです。

感想

私が試遊した際は、すでにキャラクターは子供くらいの年齢に成長している状態での試遊でしたが、製品版では卵からキャラクターを育てることができるみたいですね。卵から育てるという要素によって、私達プレイヤーは母性や愛着を感じてしまいますね、そこがこの『タマゴクエスト』の1つの魅力であると思いました!クエストをクリアした際に、キャラクターが胸を張る仕草もとても可愛らしく、試遊していて思わず笑顔になってしまいました。

製品版はすでにリリースされており、今後、隙間時間に私も卵からキャラクターを育ててみたいと思います。ドット絵の温かみや、シンプルで優しい操作感が印象的なこのゲームは、誰でも楽しめる育成ゲームとしてとてもおすすめです!!

🌱二葉メモ:タマゴから育てていくことで私の中の母性が爆発しそう。母性が爆発しすぎた結果、我が子を冒険に、ダンジョンに向かわせられない!みたいな元も子もないことしてしまいそうなので気を付けます!

彼女を名乗る謎の可愛い少女、なぜか悪い気はしないーInverted Angel

・ジャンル: アドベンチャー、謎解き
・出展: SCIKA
・プレイ時間: 約20分

次にプレイしたのは、インターホン越しに現れた謎の少女と対話する『Inverted Angel』。『Inverted Angel』は、突然現れた少女が自分の「彼女」と名乗るところから始まります。この作品は、ただの謎解きゲームとは違い、プレイヤーが自ら矛盾点を入力することで物語が進行する没入感のある謎解きアドベンチャーでした!

ゲームの特徴

プレイヤーが直接答えを入力するシステムがすごく面白かったです!このAIは、辞書検索や自然言語処理を利用した言語認識AIで作られているとお聞きして驚きました。また、画面構成も非常に特徴的で、可愛い女の子とインターホン越しに会話をしているようなデザインが没入感を高めていました!この少女が誰なのか、そしてプレイヤーが何を隠しているのかを探る展開に、試遊版をプレイしている間、ずっと引き込まれてしまいました…!

感想

プレイして感じたのは、入力型の謎解きが個人的にとても新鮮で、没入感が高く面白かったです!自分の言葉で矛盾を指摘するゲームシステムに単純な選択肢だけではない楽しさをめちゃくちゃ感じました!また、女の子の可愛らしさと不気味さが共存している点も魅力的で、私個人としては彼女を家に入れてみたいという気持ちと、危険かもしれないという不安で脳が焼かれました。また、謎解きも優しく、バックログで見逃したワードを見返すことができるところや、キーワードとなる部分がわかりやすくなっているところも良心的でとても良かったです!このゲームは既に製品版がリリースされているので、女の子とインターホン越しにお話したいときに本編もプレイしてみようと思います!

🌱二葉メモ:謎の女の子がすごく可愛くて、家に招き入れたい自分と入れちゃだめだ!とシ〇ジくん並みに止める自分が頭の中で喧嘩してました。結果ヒントを見逃し、ヒントのヒントをいただいてしまいました、、

3Dゲームならではの謎解きを追求されたゲームーM.E.M.O

・ジャンル: アドベンチャー、パズル、謎解き
・出展: チームヴァイスター
・プレイ時間: 約25分

次にプレイした『M.E.M.O』は、列車の車内を舞台にしたパズルアドベンチャーゲームです。プレイヤーは車内を歩き回り、様々な謎を解いていくゲームです。

ゲームの特徴

実際に手元にあるメモ帳を使うリアルで物理的な謎解き要素が面白かったです。ブースの机には、試遊を遊んだ後の他のプレイヤーが解いたと思われるメモが残っているところにオフイベントの良さが詰まっている気がしました。

感想

『M.E.M.O』をプレイして、物理的にメモを取る謎解きの面白さに気づかされました!難易度もなかなか難しく、ヒントを何度もいただいてしまいましたが、動き回りながら視点を動かすことができる3Dのゲームならではの謎解きが追及されていました!デモが10月中旬に公開される予定とのことでとても楽しみです!

🌱二葉メモ:3Dの謎解きゲームの面白さに気づくと同時に慣れてないことにも気づきました、2Dで慣れているとどうしても謎解きを平面的に考えてしまうんですね、、デモ出たらもう一回チャレンジしてみます!

【インディーゲームコーナー

どこか懐かしい日本の街並みがノスタルジックーLast Time I Saw You 雨の薫り

10月10日に製品版がリリースされる

・ジャンル: アドベンチャー
・出展: コーラス・ワールドワイド
・プレイ時間: 約30分

次にプレイしたのは、古き良き日本の情景を舞台にしたアドベンチャーゲーム『Last Time I Saw You 雨の薫り』。このゲームは、台風が迫る中、少年「あゆむ」を中心に展開されるストーリーで、懐かしさと切なさが織り交ぜられた独特の雰囲気が特徴でした。

ゲームの特徴

この作品の魅力は、2Dアニメーションの美しさと、家や街の描写が日本の古典的なアニメを思わせるノスタルジックな表現だとかんじました。どこか懐かしく、落ち着く雰囲気を持っています。まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような、なつかしさがダイレクトに心に染みます。

主人公の「あゆむ」は、宿題を嫌がったり、ゲームを欲しがったりする、等身大の子供として描かれていて、彼の行動や言動にどこか懐かしさを感じました。現代のゲームにない、素朴さと子供らしい純粋さがしっかりと描かれており、感情移入しやすいキャラクター設定が素敵でした。

雰囲気とストーリー

台風が近づいているにも関わらず、外は明るく静かで、そのギャップが「嵐の前の静けさ」として不気味さを引き立てていました。この緊張感と日常の穏やかさが交錯する瞬間が、ゲーム全体に漂う独特の雰囲気を作り出していました。プレイしていると、どこかリラックスしながらも今後の展開がどうなるのかと引き込まれていく感覚がありました。

感想

全体的に、ゲームはリラックスしてプレイできる心あたたまるような穏やかな流れでありながら、背景にある台風やあの女の人は誰なのか、などの不安や謎が魅力的でした。ノスタルジックで懐かしい日本の風景と、台風の訪れを前にした静けさが描かれていて、子供の頃の夏休みの記憶を呼び起こすような作品でした。ピースフルな雰囲気が漂う中で、今後のストーリー展開がどうなるのか、とても楽しみです!

🌱二葉メモ:宿題を後回しにするあゆみくん、それは後で徹夜して苦しむやつだぞ(しかも結果終わらず家に忘れたフリをするまでが一連の流れ…)と思いつつ、田舎出身の自分からするとめちゃくちゃ懐かしくてあったかい雰囲気のゲームでしたね。

ケモミミ×ASMR×喫茶店私が求めていた癒しがここに詰まってるーけものティータイム

ジャンル: シュミレーション、ASMR
・出展: Studio Lalala
・プレイ時間: 約15分

『けものティータイム』は、ケモミミキャラクターたちと喫茶店を経営する要素が盛り込まれた、ASMR体験型のシミュレーションゲームでした。 「ケモミミ×ASMR×喫茶店」なんて夢のようなコンセプトで涙が出そうでした。

ゲームの特徴

一番の目玉は、ASMRとケモミミキャラクターの掛け合わせ。耳元で「ゴリゴリ…ふぁさっ」といった効果音や、キャラクターのボイスが立体音響で響く、まるでその場にいるかのような没入感がとても良かったです!音のリアルさが際立っていて、右から左、左から右へと声が通り過ぎていく感覚は心地が良かったです。

喫茶店経営がメインですが、特筆すべきは材料の調合システム。お客さんが来店し、彼らの要望に合わせてお茶を調合して提供する、という流れでした!茶葉やハーブを組み合わせ、特定のレシピを作り出すのが楽しみの一つ。お客さん自身が新しいレシピを教えてくれることもあり、今後レシピが増えていく過程も楽しいポイントになると思います。

また、定期的に材料や調理器具を売りに来るキャラクターが登場し、店の成長にも影響を与える要素が追加されていました!喫茶店の経営だけでなく、調合の工夫やストーリー展開があることでゲームプレイに深みがでると感じました!!

不穏な雰囲気も?

ケモミミキャラクター以外の人々が登場し、彼らとの会話からは世代や過去についての内容が含まれているため、今後不穏な展開も出てきそうですね**……。**試遊ではまだそこまでプレイできませんでしたが、製品版がとても楽しみです!!

感想

ドット絵の可愛らしいキャラクターたちが画面中央で動き、周囲のフレームには会話やシステムが表示されています。新しいお客さんが来るたびに、ドキドキして、この子たちの可愛い表情を見逃したくない!と感じるほど、キャラクターの魅力が詰まっていました。プレイ中も耳と目と心が癒されて、調合や経営といったシミュレーション要素も深く、ゲームとしての面白さもしっかりと楽しめました!!今後の展開やストーリーの進化にも期待大です!!

🌱二葉メモ:ケモミミ、ASMR、喫茶店シュミレーションゲーム=神、昇天!!!