さざ波の少女たち

懐かしさの残る小さな港町。
そこにあるのは夕暮れには明かりが灯る住宅街、
おしゃれなビーチなんかなくて、港にあるのは漁船ばかり。
ここで生まれ育った若者たちは、
進学や就職を理由に殆どが街を出ていく。
都会みたいな大型ショッピングモールなんかないけれど、
道行くみんなが顔見知りってほど田舎でもない。

青森市にほど近い、北端の小さな町に暮らす少女たちの物語を、
気鋭のイラストレーター 相馬路子がイラストと詩で描きます。
短編映画「さざ波の少女たち」は幸いなことに世界中の映画祭で上映頂くことができました。