オリジナルIP開発を主として行うアニメーションスタジオのスクーターフィルムズが製作した短編映画「さざ波の少女たち(Maidens of the Ripples)」が、クロアチアのザグレブで2024年6月3日より開催される「ザグレブ国際アニメーション映画祭」にて、FILMS FOR CHILDREN AND YOUTH COMPETITION部門(14歳以上の部)に選出され、上映されることが決定しました。

同映画祭は、クロアチアの首都ザグレブで毎年6月に開催され、 アヌシー、オタワと並ぶ“世界三大アニメーション映画祭”の一つです。これまでに久里洋二監督や和田淳監督、水江未来監督など多くの日本映画が上映されており、手塚治虫監督の「ジャンピング」や山村浩二監督の「頭山」などがグランプリを受賞しています。昨年はGrand Competition Short Film部門に林俊作監督のOur Pain」や和田淳監督の「いきものさん:カメの回」が選出されたのをはじめ、Grand Competition Feature Film部門に坂本サク監督のアムリタの饗宴」、VR ANIMATION COMPETITIONに作道雄監督の「Thank you for sharing your world」が選出されたほか、テーマ上映ではSCIENCE FICTION IN ANIMATIONとして押井守監督の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」が選出されるなど、日本作品への幅広い関心を窺わせるラインナップになっています。

「さざ波の少女たち」は、青森市からほど近い架空の小さな港町を舞台に、先生からも生徒からも“評価”される模範的優等生の有馬遥と、社会で求められる“普通”にうまく適応できず、学校に馴染めないまま不登校になってしまった寅谷倫という、接点のまるでなかった2人が些細なきっかけから知り合い、お互いに特別な存在になっていくさまを描いた短編アニメーション作品です。

本作は監督本人の経験を下敷にしつつ、青森の小さな港町にある高校に通う“遥”と“倫”の出会いを軸に、思春期の少女たちの心のひだに潜む悪意や、表に出せない本音によって心が泡立つことを「さざ波」と捉え、その瞬間を描くことを目指しました。

監督、脚本、キャラクターデザイン、美術等を務めたのは青森県在住のイラストレーターで、アニメーション作家でもある相馬路子。相馬監督はSNSを中心にtoubou.名義でも活動しており、須田景凪「雲を恋う」のMVや、おいしくるメロンパン「トロイメライ」のMVなど、イラストだけでなくMVの制作も行ってきました。思春期の少女たちを描く作風にはファンも多く、本作では背景美術を全て相馬本人が一人で描ききることで、監督の持つ世界観をあますことなく伝えています。 現在スクーターフィルムズでは、映画「さざ波の少女たち」と並行して、本作に出てきた二人の少女を中心に、映画では描かれなかった少女たちの日常を、スナップショット的な絵と詩で描く「さざ波プロジェクト」を進行しており、将来的にはイラスト、詩画集、ビジュアルノベルゲームなど様々なジャンルでの展開を計画しています。

監督コメント
不思議なご縁が連なって     
「さざ波の少女たち」は想像よりもずっと遠いところまで私を連れてきてくれました
彼女たちのまばゆい一瞬を見届けて欲しいです
明日がほんの少しでもいい日でありますように

監督プロフィール
相馬路子/toubou. 1999年11月10日生まれ。青森県青森市出身。東北芸術工科大学美術科洋画コース卒業。SNSで自作イラストを公開するとともに、在学中よりMV制作を行う。おいしくるメロンパン「トロイメライ」MV製作、須田景凪「雲を恋う」MV制作など。2022年11月よりスクーターフィルムズに所属し、「さざ波プロジェクト」を進めてきた。

作品情報
原作・脚本・監督・キャラクターデザイン・美術:相馬路子
企画製作・アニメーション制作:スクーターフィルムズ
さざ波プロジェクトサイト:https://skoota.jp/sazanami/index.html
映画特設ページ:https://skoota.jp/sazanami/cinema.html


ザグレブ国際アニメーション映画祭について
1972年にクロアチアの首都・ザグレブにて設立されたアニメーション専門の映画祭。毎年6月に開催される。アヌシー・オタワと並び、世界三大アニメーション映画祭として知られている。

スクーターフィルムズについて
「なんでもまずは自らやってみる」をモットーに、フットワーク軽く社内外のクリエイターやプロデューサーとチームを組み、 さまざまなクリエイティブ・プロジェクトをプロデュースするスタジオ。ツインエンジングループの一社。アニメーションと縦読みマンガ、インディーゲームを軸足にオリジナルIP開発を行なっている。また、創作活動のビオトープとして、WEBメディア“SKOOTA”を運用している。